わが家には、5歳の娘りん(2017年生)と2歳の息子こう(2020年生)がいます。
現在は夫が在宅勤務になり、時間的にも精神的にもゆとりのある生活ができています。しかし、りんがうまれたばかりのころの夫は月に2〜3日しか休みがない状態で、家族みんなが苦しい日々でした。
この記事では、共働きからはじまり、ワンオペ、転職、パパ育休、在宅勤務と働き方を変えてきたわが家の変遷をまとめます。
共働き
結婚当初、私たち夫婦はそれぞれ私が公立中学校、夫が公立高等学校で働いていました。
しかし私の職場では、若手教員は「平日は7時から21時までは学校で、その後は家で授業準備やおたよりづくり、土日も基本的に部活動」という働き方でした。このままでは家事はもちろん、妊娠も子育てもできないと思い、担任していた中学3年生が卒業するタイミングで私も退職することにしました。
夫は平日は8時から19時までの勤務でしたが、土日はどちらかが部活動でした。
専業主婦と教員▶︎▶︎▶︎妊娠、ワンオペ育児
私が教員を退職し、転職活動をしていたところで妊娠がわかりました。初めての妊娠で新しく仕事を始めるのも不安だし、妊婦を雇ってくれる企業もあまりないだろうと考え、子どもが保育園に入れるくらいまでは専業主婦になることを決断しました。
私自身、親が共働きの家庭で育ったこともあり、一生仕事を続ける人生しか考えていませんでした。正直、まさか自分が専業主婦になるなんて!という気持ちで、なかなか受け入れられませんでした。
2017年1月。りん誕生。
私たち夫婦の両親はどちらもフルタイムの共働きです。里帰りしても日中はりんと私が二人で過ごすことになるので、里帰りはしませんでした。
夫は、退院の日と次の日に有給休暇を取ってもらいました。この頃はまだ「男性育休」という発想自体がありませんでした。りんが新生児の間は部活は副顧問の先生にお願いし、1〜2時間の有給を取って16時くらいには帰ってきてもらっていました。
4月には夫は別の高校に異動し、7時半出発、19時半帰宅。休日は月に2〜3日のみという働き方になりました。
私は基本的にワンオペ。ただ、「養ってもらう」という状態がどうも受け入れられず、8月から月に1〜2日はバイトをしていました。家族で一日中一緒に過ごせるのは月に1〜2日だけになりました。
専業主婦と会社員▶︎▶︎▶︎ワンオペ育児、転職、一時保育、妊娠
夫の、月に2〜3日しか休めない教師という仕事に夫婦共に限界を感じ、夫が会社員に転職しました。
新しい職場になったのは、りんが1歳4ヶ月くらいの頃です。祝日は出勤でしたが、土日だけでもあたりまえのように休めることに「なんてホワイトな会社なんだろう!」と夫婦で感動したことを覚えています。
一方、私自身も「常にワンオペ」「完全に養ってもらう」という辛さをひどく感じるようになり、りんを週に2日、一時保育に預けてパートを始めました。
しばらくこのような生活が続きましたが、夫の職場が遠くなったこともあり、他県へ引っ越しをしました。りんは一時保育、私はパートを辞めました。
しばらくワンオペ生活が続いていたところに、第二子こうの妊娠がわかりました。
専業主婦と夫の育休▶︎▶︎▶︎脳梗塞、夫婦での育児、YouTuber
2020年1月。こうを出産。
こうを妊娠する前、私の友人が旦那さんに育休を取ってもらったという話をしていたので、わが家も男性育休を検討、1年間取得することになっていました。
こうの出産予定日から3週間前、私は脳梗塞になって緊急搬送されました。妊娠が母体の負担になっているかもしれないということで緊急帝王切開で出産しました。
予定日よりかなり早いし、私が急に脳梗塞になって自分の名前すらわからなくなってしまい、夫はとてもびっくりしたと思います。急にりんとのワンオペ生活が始まり、子どもも2人に増えて育休スタート。夫にとっては本当にバタバタとした入院期間でしたが、この間に育児書を5冊も読破していました。
ここから夫の育児論文マニアはエスカレート。まさかYouTuberをはじめるほどになるなんて、私は思っていませんでした。笑
専業主婦と在宅勤務▶︎▶︎▶︎ワンオペ育児、転職
こうが1歳になり、夫の育休が終了しました。私はワンオペに戻りました。
ワンオペに戻りましたが、夫の育休期間に夫婦で育児や家事を共有し、いろんなことを話したことで、夫婦の結束が強くなりました。一人目のワンオペ時よりも私の気持ちは楽でした。
ただ、夫の会社で部署が変わったことにより、働き方が変わってしまいました。夫は転職することを決断、2021年7月から在宅勤務の仕事に転職しました。
パート主婦と在宅勤務▶︎▶︎▶︎こう保育園入園
こうが生まれた年にりんは幼稚園に入園しました。
こうは2021年6月から一時保育に週2回ほど通っていましたが、予約が取りにくく、私の仕事に支障が出てくるようになったので(りんがうまれた頃から細々と個人事業主をしています。収入は極僅かなので、専業主婦としていました)、2022年5月から保育園に入園しました。
私は不安定すぎる個人事業主の仕事の他に、在宅でできるWEB関連の仕事を始めました。まだこうが2歳なので、保育園も私の仕事も週に3日のみです。私の収入はびっくりするほど少ないけど、よく考えたらメリハリもあり、親子で過ごす時間も取れて、理想的な生活ができているなと思います。
以上が、わが家の働き方を軸とした変遷です。
辛い時もたくさんありました。その頃は私はメンタルクリニックに通っていたし、夫は「金麦を冷やせー!」が口癖でした。笑
私は「養ってもらっているのに、一人で家事育児すらできないのか」と自分を責めました。夫は大黒柱一人というプレッシャーを抱えながらも、私の気持ちに寄り添い、働き方を柔軟に変えてくれました。
共働き家庭や核家族が増えたり、「子育てはこうあるべき!」というようなものもよく目にしたりと、社会の風潮に振り回されそうになることも多々ありますが、わが家はわが家。そう思えるのは夫婦で考えを共有する機会と余裕があるからだと思っています。
今後、わが家も状況によっては働き方や家族のあり方が変化すると思います。夫婦、そして子どもたちと話し合い、その時その時でわが家にあった過ごし方ができるといいなと思っています。