わが家には2017年うまれの娘りんと、2020年うまれの息子こうがいます。
共働き、ワンオペ、転職、パパ育休〜わが家の働き方の変遷まとめ〜という記事にも書きましたが、りんが生まれた頃は「男性育休」なんてものがあるとは知らず、ワンオペ。こうが生まれてからは夫に1年間の育休を取ってもらいました。
ワンオペとツーオペを経験して一番に思うのは、「第一子を妊娠したときに、男性育休という選択肢があるということを知っておきたかった」ということ。
ならば、第一子を妊娠した頃のわたしたちと同じような状況の夫婦に向けて「男性育休ってこんな感じだったよ」と、ひとつの家庭の経験談を伝えたいと思い、書籍をつくることにしました。
わたしたちの書籍の特徴
1.夫婦の共著
男性育休に関する情報を探すと、パパが発信しているものが多いなという印象があります。
「実際ママはどう思っているの?」「ワンオペの方が楽な一面もあるんじゃない?」という部分は妻である私が書きました。一方、会社に育休を申請するときの気持ちや、お金に対する心配など、私では想像することしかできない部分もあるので、そちらは夫に本心を書いてもらいました。
執筆の割合は夫婦でちょうど半分ずつくらいです。おまけで娘のりんにもインタビューをして、「長女の本音」という内容もあります。(ここはまだ原稿が書き終わっていません。笑)
2.ワンオペ、ツーオペを経験
りんが生まれた時は、里帰りなし、夫の育休もなしでワンオペでした。
ワンオペでいかに私が病んでいったか、そんな状態から夫の育休になっていかにモヤったか(笑)、そこからツーオペに慣れていかに生活が豊かになったか。
ワンオペもツーオペも経験して感じた、男性育休のメリットとデメリットを書きました。
3.専業主婦の思い
私は大学卒業後は中学校で教員をしていました。子育てと仕事を両立できるような職場ではなかったので、結婚して1年後に退職。転職活動中に第一子のりんを妊娠しました。
そんなわけで、転職活動は中止。妊娠中からブロガーをめざしてパチパチとパソコンと向き合う日々を過ごしていますが、収益化はできていないので収入的には専業主婦です。(詳しくは先ほどと同じ記事、共働き、ワンオペ、転職、パパ育休〜わが家の働き方の変遷まとめ〜に書きました。)
自分で収入を得ることができなくなって、病みました。夫もまわりの友人も働いているのに、私はなんて生産性のない人間なのだろうと思っていました。りんがうまれてからもその思いは消えることなく、むしろ楽だと思っていた専業主婦の育児・家事すら思い通りにできず、辛かったです。でも、収入がないと思ったら弱音も吐けない。
そんな、専業主婦としてのどろっとした心の部分にも向き合い、言語化しました。
4.男性育休をごり押ししない
私は夫に育休をとってもらってよかったと思っていますが、やっぱり取りにくい雰囲気の会社や家庭によってはとらない方がいい場合だってあると思います。
この本は男性育休最高だ!みんな取れ取れ!と言いたいわけではなく、「男性育休という選択肢がある」「男性育休、とったらわが家はこんな感じだったよ」ということを伝えるために書きました。この本が男性育休を考えるひとつのきっかけになったらいいなあと思っています。
書籍づくり
「書籍をつくりたい!」と思い立って、夫にはじめて話をしたのは去年の8月。もう1年2ヶ月も前です。(当時はまだ育休が終わって半年くらいだった・・・!)
夫は日中は会社員として仕事をし、夜はYouTuberとして論文を読んだり動画の編集をしています。私は在宅のパートをしているけど、やっぱり育児と家事が生活のメイン。あんまり書籍づくりに時間をとりすぎて、時間的、精神的にゆとりがなくなってしまうのはよくないなと思い、毎週月曜日と木曜日のみ、子どもたちの寝かしつけが終わった後に書籍づくりをしています。
夫婦で書籍について話し合ったり、原稿を書いたりするのにかけられる時間は週に3時間程度。途中で子どもが起きたり、洗濯機が終わったりしたら作業中断、という感じで、少しずつ少しずつ進めてきました。
せっかく時間をかけ、心をこめてつくっているのに、誰にも書籍の存在を知られないのはさびしいので、今回の記事を書いてみました。書籍の出版なんてしたことないし、子どもの頃から自分の意見を言うことすらあまりしてこなかったから、書籍の宣伝?するのもちょっと正直恥ずかしいとも思ってしまっているのですが、これから書籍の具体的な内容とか、書籍づくりの過程とかもここのブログで紹介していこうと思っています。よろしくお願いしまーす!